一目あったその日から。

gardener-monkey2005-06-12

場所は新宿。今にも大粒の雨が降ってきそうな土曜日の午後。僕は何気なく一軒の店に入った。そこには誰に語りかけるわけでもなくガラス越しに座っていた。「花」を象った模様を全身に彫りを入れていた。その彫りは痛々しいというよりも、とても魅力的で一目で恋に落ちた。近くに呼び寄せると全身からは甘くなくオリエンタルな大人の香りがほのかに漂っている。少し明かりを落て目を閉じると、そのオリエンタルな香りは瞬く間に全身をやさしく包んでくれる。



フランス生まれの「アンブルボール」。職人の手で一つ一つ違う表情のモチーフが彫り込まれている。古くから中国では瞑想のシーンにも使われているオリエンタル(アンバー)の香りがする。ボールの中には樹脂で固めた匂いの素が詰まっていて、その匂いは2年は出続ける優れものです。